
つーわけで、はじめての9速化作業備忘録。
自転車の分解自体初挑戦なんで、そこかしこで齧った程度の知識ですが
全体の作業の流れとしては
1:チェーンを外す
2:フロントディレイラー、リアディレイラーを外す
3:カセットスプロケット交換
4:クランク・ボトムブラケット交換
5:シフター交換
6:フロントディレイラー、リアディレイラー交換
7:チェーン装着
8:シフトワイヤー調整
9:その他微調整
10:完☆成
という感じでだいたいあってるっぽいです。
この一連の改造で
より扱いやすく、より疲れずに遠くまで行け、ちょっとだけ速い
理想のクロスバイクに近づけるのじゃ。

とりあえずはチェーンを外すところから開始。
チェーンをチェーンカッターにセットし、ハンドルを回すと
ピンが押し出されて抜け、チェーンを切ることができます。

次にリアディレイラーをフレームから外し、変速用のワイヤーも外します。
ワイヤー先端部のキャップはペンチで引っこ抜いて外し、
ワイヤーとディレイラー本体をフレーム側から完全に取り外してしまいます。
フロントのディレイラーも同様にワイヤーを緩め、フレームから外します。

次に後輪を取り外し、スプロケットをリアハブから取り外します。
8速スプロケは9速スプロケと互換性があるので、そのままポン付けでOKです。
スプロケットにスプロケット戻し工具(鎖の付いた工具)を巻きつけ、
回転しないようロックした状態で
ロックリング締め付け工具をセットし、反時計回りに回して
スプロケットを取り外します。
最初は特殊すぎる工具に戸惑うけんど、一度やってしまえばすぐコツが分かります。
比較的楽に出来る作業らしいなのですが、
おれがやったときはなんか妙に硬く組みつけてあり
ハンマーで柄をゴリゴリ叩いてどうにか外せました(‘A`)

新しい9速用スプロケットを差込み、再度ロックリング締め付け工具を使って
しっかりとハブに固定します。
前の8速スプロケがあからさまに安物感溢れる見た目だったので、
この外観の変化はやはり嬉しい(・ω・)

次にクランクをフレームから取り外します。
ペダルは引き続き流用するので、まずは15mmぺダルレンチを使って
クランクから取り外してしまいます。
右側面(チェーンのある側)は正ネジで反時計回りで外すことが出来ますが
左側面(チェーンのない側)は逆ネジになっていて
時計回りに回さないと外れないので注意が必要です。

左クランクのボルトを8mmアーレンキーで緩めます。

右側も同様にボルトを外した後、クランク抜き工具をセット。
この状態で工具を締めこんでいくと、クランク部分が押し出されて
だんだん外れていきます。
この際に使う工具はクランクの軸受け
(ボトムブラケット・通称BB)の規格によって異なり
「スクエアテーパー」「オクタリンク」「ホローテックII」等、
それぞれの規格に合ったものをチョイスする必要があります。
Canaffのようなエントリーモデルは通常クランク、BBとも
最廉価ランクの物が使われているので
安価で一般的なスクエアテーパー型の場合がほとんどです。
BBの規格と必要な工具に関しては
ここがとても参考になります。

ほら、取れた。
ちなみに取り外した後のクランクセットを試しに体重計で量ってみたところ、
ボルト込みで1.2kgくらいありました。
これから付けるFC-3450が実測9.9kgなので、ちょっとだけ軽量化できるね!
*
で、このあとボトムブラケット(BB)をフレームから外さなくちゃならないんだけど、
よくよく見てみたら工具セットの中に
「スクエアテーパー用のBB外し工具」が入ってない!
Lifelineの上位版工具セット(Lifeline Professional ToolKit)には
含まれてるみたいですが、簡易版の当方ツールセットには
入ってなかったようです。もっと早く気づけよ…

…というわけで、富山市内のサイクルローマンまでひとっ走り(車で)行って
スクエアテーパー用のBB外し工具(TL-UN74-S)を調達してきました。1195円。
帰ってきた頃にはもうすっかり日が沈んでました…
この先この規格のBBを外す作業をやるかどうかわからんし
素直に自転車屋に頼んだほうがいい気もするが、
まあ工具は持ってるに越したことはない。

工具をBBのモンキーレンチで挟み込み緩めます。
ここもペダルと同様、右側面は逆ネジになるので注意が必要です。
この時のモンキーは25mm以上の幅が使えるものでないと回せません。
また、モンキーという工具の性質上力が入りにくく
ボルトや勘合部を痛めやすいので、
可能ならモンキーを使わなくてもいい
柄付きのサードパーティー工具をチョイスしたほうがいいと思います。
当初車載工具&25mmギリギリの安物モンキーでどうしても外せず、
お隣さんから大型のしっかりしたモンキーをお借りしてようやく取り外せました…

左右両方を緩めると、ご覧のようにBBが取り外せます。
初期装備の安物BBらしく、軸の回転があからさまに悪いです。
なんかシャリシャリ音してるし…

で、こちらが新しいホローテックII規格BB、「シマノ・Tiagra SM-FC4500」。
取り付けには先ほどと異なり、左の
「ホローテックII用BB締め付け工具」を使います。
ちなみにBBには「シェル幅」という規格があり、
68mm、73mm(JIS)や70mm(ITA)と数種類のパターンに分かれています。
それぞれ寸を間違うと取り付けられないそうなので、
交換の前にあらかじめスペック表などで
自分のフレームの規格をしっかり確認しておく必要があります。
おれも最初よく分からず迷いまくった…
初期装備パーツの規格から判別すると分かりやすいかも。
ちなみにCanaffのシェル幅は68mm(JIS)ね。

新しいBBをフレームに組み付けます。
これも例によって右側が逆ネジでややこしいですが、BBのフチに
「tighten」の文字と回転方向の矢印が書いてあるので
まず間違うことはないと思います。
さらにホローテックII規格はスクエアテーパー型と違い、クランク抜き工具が必要なく
この工具一本だけで着脱が可能なのでものすごく楽チンです。
これに慣れちゃうと他のBB方式には戻れないなあw

クランクの回転軸をBBに通し、左側面のクランクをアーレンキーで固定。
回転軸部分の樹脂製キャップを付ければクランクの取り付けは完了~。
ロード系では下位のSORAグレードクランク(しかも中古)とはいえ、
初期装備クランクに比べるとその質感は雲泥の差。カコイイ!

前後のギア交換が終わったので、次は変速関係の交換へ。
初期装備の変速レバー(シフター)は8速対応型なので、
9速対応のロード用シフターに取り替える必要があるのですよ。
結局部品ほとんど総取っかえになるんだよなあ…
ちなみにロード用の変速とMTB用の変速はワイヤーの引き量が違うので
変速周りのパーツはMTB系ならMTB系、
ロード系ならロード系で統一したほうがいいそうです。
(混成でも調整でなんとかなるらしいが、自信ないのでパス)
まずはハンドルグリップを外す必要があります。ハンドルとグリップの間に
CRCを流し込むとグリップが緩くなり、引っこ抜けるようになります。
これはバイクの作業で慣れっこなので問題なし。

新しい変速機に変速用のワイヤーをセット。
初期装備のシフター(シマノST-EF50)がワイヤーを通すのに
いちいちシフター全体の分解が必要なのに対し、
SL-R440は外側にあるネジ穴からワイヤーを通せばOKという親切な仕様。
変速ワイヤーは現行の物からそのまま継続利用しようかと思いましたが、
以前買い物の際にサービスでもらった新品ワイヤーが手元にあったので
この際交換することにしました。
アウター(ワイヤーが通っている黒いチューブ)は傷んでいないのでそのまま使用。
古いワイヤーは廃棄するので抜き取ります。

初期装備のシフターがブレーキレバー一体型なので
交換に伴いブレーキレバーも新調。
クロスバイクのブレーキはVブレーキ方式で
カンチブレーキ対応のロード用レバーが使えないので
ここだけMTB用のパーツ(DEORE)なのです。
新しいインナーワイヤーをレバー側にセットしておきます。

各ワイヤーをアウターに通した所で、一度シフターとブレーキレバーをハンドルに仮組み。
とりあえず雰囲気だけ満喫(‘∀`)
*
いやー、分解作業ってやっぱりなかなか難しい。
もう少し場数踏んだらサクサクと分解できるようになるんだろうか…
この後は変速のストローク調整とか難しい作業が待ってるんだよなあ。
それにしてもLIFELINEワークショップツールセット、当初の不安に反して
実に使いやすくしっかりした作りで大変いい感じです。
スクエアテーパー用のBBツールこそ買い足したものの、
他の工具は完全にこのセット一つでフォローできてるし。
おまけで携帯用ツールも付いてるので結構嬉しいw
収納ケースもあまり場所を取らず扱いやすいので、これはホントにオススメですぜ。
続きはその3にて。